かな料紙


– 小室かな料紙工房展示会 –

茨城県の常陸太田市に小室かな料紙工房はあります。

工房の主は私と同い年の、小室 久(ひさし)さんで、いわゆる書道のかな用の料紙を作っている職人です。
小室さんは息子の太郎さんとともに、その料紙を作っておられます。

料紙(りょうし)と聞いてその紙をすぐイメージできる人は、書道をやっている人以外はとても少ないと思います。
しかし、古今和歌集、平家納経や西本願寺三十六人衆などの歴史遺物を思い浮かべると、金箔や銀箔などできらびやかな装飾を施された紙がイメージできると思います。そのきらびやかな装飾を施された紙が料紙です。

小室さんとの出会いは、書家の柳澤暁芳さんの個展でギャラリーにおいでいただいたのが最初でした。
小室さんの第一印象は、なんて自然体で落ち着いた人なのだろうという感じでした。

温厚で、笑顔も素敵。物腰は柔らかいが芯は通っている感じ。
私は今までこういった感じの職人さんに会ったことがありません。

これが最初に抱いた小室さんへの感想でした。

そんな折、テレビ東京の正月の特番で日本の職人として小室さんが取り上げられ、一年の仕事をダイジェストで見る機会があり、その内容に引き込まれました。多くの方に小室さんを知っていただきたい、そんな強い思いが湧いてきたとき、小室さんから展示会のお話があり、この企画を立ち上げました。

ぜひ、この機会に職人小室久さん・太郎さんの人となり、作品を多くの方に見ていただきたいと思います。
作品の販売、ワークショップの実施等も行いますので、多くの方のご来場を心よりお待ち申し上げております。

GALLERY心 土井 拝

※会期中は、工房がGALLERY心2Fに出張します。

会期
2018年1月19日(金)~28日(日)
時間
11:00〜18:00
会場
GALLERY心 (アクセスはこちら
入場
無料
作品の展示販売
有り
共催
小室かな料紙工房
GALLERY心
関連情報
小室かな料紙工房:http://kanaryoshi.com/
連絡先
Email:info@galleryshin.tokyo